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男性育休、取れてる?取れてない?いま知っておきたい“リアルな数字”と意識のズレ

「男性の育休って、結局どれくらい取れてるの?」

「育休=女性のものって、まだ思われてない?」

そんな疑問を持っているアナタ。

実は最近、厚生労働省の調査で男性の育児休業取得率がついに40%超えを記録しました!

「おお、時代が変わってきた!」と思う一方で、実はその数字の裏側には、“見えにくい壁”や課題もまだまだ存在しています。

今回は、最新データと現場のリアルをもとに、男性育休の今をサクッと解説します。

男性育休、ついに取得率40.5%へ!

厚生労働省が2024年10月に行った調査にて、全国約3,400の事業所から回答を得た結果、男性の育児休業取得率が40.5%に達しました。

背景には、以下のような要因が考えられます。

2022年の「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度のスタート

企業側の育休促進キャンペーンや制度整備

社会全体の意識変化(とくに若い世代)

見た目上はかなりの前進ですが…この数字、「1日でも取得すればカウント」されている点には注意が必要。

つまり、短期間の“形だけ育休”も含まれているんです。

現場のリアル:「取れるけど、取りにくい」

調査結果とは裏腹に、現場の声を見ていくとまだまだ課題が残ります。

職場の理解が浅く、取得のハードルが高い

取得後のキャリアに対する不安

本音では「数日だけ」「空気を読んで取った」

同僚に気を遣って、時期をずらす or 短縮する

実際、育休取得経験者の中でも「本当はもっと取りたかった」「“名ばかり育休”で終わってしまった」という声が多く聞かれています。

それでも、確実に変わってきている

とはいえ、ここ数年での変化は確実です。

新卒の採用活動で「男性育休の実績」をアピールする企業が増加

共働き家庭では「育児=夫婦の共同作業」が当たり前に

SNSやメディアでも「育休体験談」が共有される時代に

男性育休の話題が“特別”から“当たり前”に変わってきているのは、若い世代の存在が大きいのかもしれません。

育休は「家庭にも、キャリアにも、未来にも」投資になる

育児休業は、単なる“休み”ではなく、家族との絆を深め、人生の価値観を広げる時間でもあります。

今後、制度の整備だけでなく、

育休取得者へのポジティブな評価

職場全体で支えるカルチャー作り

収入やキャリアの不安へのサポート体制

こうした“空気のアップデート”が求められています。

育休は「取れるか」より「どう使うか」。

自分らしい働き方・暮らし方の一歩として、育休を前向きに考えてみてください。

【今日のサクッとチェック!】

自分の会社で男性の育休取得実績があるか、制度ページや人事に確認してみよう!

 

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