「実家暮らし、いつまで?」家賃0円でも失うものがある?
「家賃がかからないから貯金できる」「実家はラクだから離れられない」
…そんな声、20代〜30代ではよく聞きますよね。たしかに物価も家賃も上昇傾向の中、実家暮らしは経済的に大きなメリットがあります。
でもその一方で、長く続けることで気づかないデメリットや“機会損失”があることも事実。
今回は、実家暮らしのリアルな「損得勘定」を掘り下げてみましょう。
メリットだけじゃない?“実家暮らし”の盲点
実家暮らしが悪いわけではありません。
むしろ、以下のような恩恵を受けられる人も多いでしょう。
・固定費を抑えられる(家賃・光熱費・食費)
・実家ならではの安心感や家族のサポート
・急な転職活動でも身軽に動ける
一方で、「居心地の良さ」が行動力を鈍らせることも…。
・家事スキルが身につかず、自立のハードルが上がる
・プライベート空間や人間関係が制限される
・引っ越し・転職・恋愛といった“人生の転機”に躊躇しやすくなる
つまり、“今”はラクでも、将来の可能性や行動の自由を犠牲にしているかも?ということです。
「出たいけど出られない」人へ。踏み出すための視点
「一人暮らししたいけどお金が不安」
「親に申し訳ない気がして踏み切れない」
そんな人こそ、一度立ち止まって「実家にいくら貢献しているか」を見直してみてください。
もし家にお金を一切入れていないなら、毎月3〜5万円でも“家賃代わり”として出すことを自分に課してみると◎。
それを「一人暮らし資金」として貯金していけば、半年〜1年で引っ越し費用の目処が立つはず。
“卒業”のタイミングを逃さないで
実家暮らしは、うまく使えばライフスタイルの強い味方になります。
ただし、「いつまでも続けられる」と思っていると、いざ独立したいと思った時に精神的にも経済的にもハードルが上がってしまうことも。
20代後半〜30代前半は、自分の価値観や人生設計を見直す絶好のタイミング。
「実家にいることで、自分の可能性を狭めていないか?」を考えてみるのも大切です。
【今日のサクッとチェック!】
自分の生活費(家賃・食費・光熱費)を計算して、「もし一人暮らししたら?」のシミュレーションをしてみよう!