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「研修はeラーニングだけ」新人教育が置き去りになるリスク

最近、企業の新人研修でeラーニングが主流になりつつあります。

確かに、コスト削減・時間効率・自己学習の促進といった利点は大きく、企業側にとっては非常に魅力的な手法です。

しかし、「eラーニングだけ」の教育体制には、見落とされがちなリスクが潜んでいます。

現場で通用する力は育つのか?

eラーニングでは、知識のインプットは効率的に行えますが、「報連相」や「空気を読む力」などの実務で求められるソフトスキルを育てるのは難しいのが実情です。

特に、初めて社会に出る新卒社員にとって、現場でのOJTやロールプレイ、先輩社員との対話を通じて得られる経験は非常に貴重です。

孤独感と成長機会の欠如

eラーニング中心の研修では、仲間との交流やリアルタイムなフィードバックが不足しがちです。

その結果、「誰にも相談できない」「自分だけが遅れている気がする」といった心理的孤立を感じる新人も少なくありません。

こうした状況が、モチベーション低下や早期離職につながるリスクもあります。

ハイブリッド型研修のすすめ

理想的なのは、eラーニングと対面研修を組み合わせたハイブリッド型の教育です。

動画やオンラインテストで基本知識を押さえつつ、ディスカッションや現場での実習で実践力を高めることが、新人の早期戦力化と定着を促します。

企業側も、「コスト優先」だけでなく、「人材育成」という本来の目的を再確認すべきタイミングに来ているのかもしれません。

 

【今日のサクッとチェック!】

eラーニングは効率的だが万能ではない!ハイブリッド型研修がバランス◎

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