履歴書の“空白期間”どう書く?納得感ある説明のコツ
「この数か月、履歴書に書けるような職歴がない…」「ブランクがあるとやっぱり不利なの?」
そんな不安を抱えたことはありませんか?
就職・転職活動では、履歴書や職務経歴書に“空白期間”があると、どう説明するか悩む人が少なくありません。
ですが、実はブランクがあること自体が問題なのではなく、その期間をどう捉え、どう伝えるかが重要なのです。

空白期間があっても大丈夫?
まず前提として、空白期間があること自体はめずらしいことではありません。
たとえば以下のような理由が考えられます。
・スキルアップのための勉強や資格取得
・家庭の事情(介護や育児など)
・留学・ボランティア活動
・体調の回復や療養
・自己分析やキャリアの見直し
採用担当者もその背景を丁寧に伝えれば、納得してくれるケースが多いのです。
説明のポイントは「前向きさ」と「具体性」
空白期間の説明では、ネガティブな表現を避けることが大切です。
たとえば以下のように言い換えてみましょう。
「特に何もしていなかった」
→「今後の方向性を見定めるため、自己分析と情報収集に集中していました」
「体調を崩して休んでいた」
→「健康を回復し、今はフルタイム勤務にも対応できる状態です」
さらに、「何をしていたか」「その経験がどんな学びにつながったか」を具体的に語ることが信頼感につながります。
例:
6ヶ月間、英語力の向上を目指してオンライン講座に取り組み、TOEICで700点を取得しました。
今後は海外顧客とのやり取りも視野に入れた業務に挑戦したいと考えています。
面接で聞かれたらどうする?
履歴書に書いたことは、面接でもほぼ確実に聞かれます。
だからこそ、想定問答を準備しておくことが安心材料になります。
質問例と対応の仕方は以下の通りです。
「この期間は何をしていましたか?」
→「キャリアの方向性を見つめ直し、業界研究や必要なスキルの習得に取り組んでおりました。」
「どうしてこのタイミングで再就職を?」
→「自分のやりたいことが明確になり、準備も整ったため、再チャレンジしたいと考えました。」
【今日のサクッとチェック!】
空白期間がある=即NGではない。面接では想定問答を事前に準備しておこう!